キ~~~ン コ~~~ン カ~~~ン コ~~~ン
ここは繪理子が住む地域にある中高一貫の私立校
繪理子が巻き込まれた(というより進んで介入した)レイプ事件を起こした加害者少年の通う学校だった
この学校では事件を踏まえて全校生徒を集めた朝礼が行われようとしていたザワザワ・・・
体育館内は生徒の動揺を物語るかのようにザワめいていた
「えぇ~~・・・・
静粛に、静粛に!
皆ももうすでに知ってるとは思うが、我が校の生徒があろうことか、オッホン!
・・・・
女性に対し、いかがわしいことをやって警察に逮捕されるという事件が起きた
そのことについて校長先生自ら説明してやるんだ!
皆さん、心して聞くように!
それでは校長、お願い致します」
先ずは教頭が壇上のマイクに向かった
続いて校長が壇上のマイクに向かう「えぇ~~皆さん・・・
大変に残念なお知らせをしなければなりません
中にはもうテレビやネットで知っている子もいるかと思いますが、一昨日の夜、女性に対し、あろうことか!
レ・・・ いかがわしい行為をして警察の御厄介になった生徒がいます
その子たちは今も警察の御厄介になってます
この事態に対して我が校は・・・・」校長の何とも歯切れの悪い説明がその後も延々と続いた
これを聞く生徒の中に、少年レイプ犯の仲間の一人で運良く逃げ延びた福井雄一の姿もあった1、加害少年B(福井雄一)の回顧
体育館での全校集会から遡ること数十分前
福井雄一の教室生徒A「おはよう」
生徒B「お久しぶり」
生徒A「と言っても一日しか経ってねぇけどな」
生徒B「昨日いきなり休校になったのには驚いたぜ」事件の事を受け、学校は情報収集や生徒とその家族に配慮し、事件直後の一日を休校とした
生徒A「その理由知ってるか?」
生徒B「Of course! どっかのバカが女犯っちまったらしいな
しかもそのバカってこの学校の生徒って噂だぜ、ネットじゃその話題で持ちきりだぜ」
生徒C「しかもよ~ そいつらに犯られた女ってのがうちの学校関係者らしいぜ」
生徒A「オイ!それってもしかして・・・」
生徒B「オイオイ、この学校男子校だぞ! それで学校関係者の女って・・・」
生徒C「そう! 必然的に晴香ちゃんってことになる」
生徒A「へぇ~、誰かヤルとは思っていたが、とうとうヤッちゃったかw」彼らの言う“晴香ちゃん”とは、「山崎晴香」と言って、今年の教育実習生の一人だった
この学校は中高一貫の男子校だったこともあり、生徒だけでなく、教員も全員男性だった
勿論毎年訪れる教育実習生も男子大学生だったが、今年は異例の教職志望の女子大学生を受け入れてしまったからさぁ大変!
常に彼女の周りには人だかりが出来、彼女が体育科志望だったこともあり、授業中でも、彼女が校庭に立てば、それだけで生徒たちの目線が校庭に釘付けとなり授業ができなくなるなど、一種のパニック状態となってしまったのは学校側も頭痛の種となっていた生徒D「でも、どうやら3人がかりで未遂に終わったらしいぜ
でも、それでも強姦しようとしたんだから強姦罪(刑法177条;別名「強制性交等罪」)は成立するらしいからな」
生徒E「俺の入手した最新情報だと(強姦の)被害にあったのは別の女性らしいぜ」
生徒C「ってことは晴香ちゃんはその女性を助けようとしたってこと?
だったら被害者は晴香ちゃんじゃなくてその(助けた)女性ってことになるぜ」
生徒E「その辺のところはまだ(情報が)出てないんだがな」
生徒F「おいそれより知ってるか?実行犯のうち2人は警察にパクられて残りの一人はまだ逃走中なんだってよ」
生徒A「マジか!?」
生徒B「意外と学校に来てるかもな(笑)」
生徒C「しかもこのクラスにいたりして( ̄∇ ̄;)」
生徒A「まっさか~~(^^♪」
生徒B「いや、有り得るかもよ」
生徒C・D・E・F「・・;」
彼らの会話をその近くで聞き耳を立てて縮こまっている生徒がいた
一人逃走に成功した福井雄一その人であるあぁ~どうしよう!?
深谷(康平)も矢部(春男)も捕まっちまった
だから言ったんだ、「やめておこう」って
俺は言ったんだ
なのにあいつらときたら
だから罰が当たったんだ!2,北村繪理子の回想
「レイプなんていけないわ! 女を犯したければ私を犯しなさい!
私だったらナマでも中出しでも何でもサセてあげるわ!」
何故あんな大胆な言動を取れたのか?
今でも分かりません
ただ・・・
目の前でレイプされる女性を見捨てられなかった、助けたい、その一念であったことは確かですそして、私の予想もつかない言動に呆気にとられた少年たちはその場で固まり、女性はその隙に逃げることができました
ですが、その身代わりとして私が3人の少年に犯されることになりました
少年たちは覆面で顔(目)を隠していて顔は判別不能でしたが、息子やタカシくんよりちょっと年上、高校生くらいであることは私にも分かりました
それから約1時間後
3人目の少年にレイプされている途中に助けた女性が舞い戻ってきました
2人の警官を連れてその直後、警官の姿を見た少年二人はその場(公園)から逃走
警官2人は逃走した少年たちを追い、公園には私と、私と性交中で逃げ遅れた少年、そして被害にあった女性の3人がいるだけでした
女性は私たちの交接を食い入るように見つめていました
そして、少年は私の膣内(なか)で果て、私は絶頂から込み上げる快感で失神してしまいました私が意識を取り戻したのは警察署内のソファの上でした
私を介抱してくれたのは被害にあった女性でした
そこで彼女といろいろと語り合いました
最初に彼女は、「“何故あんなこと”をしたのか?」を問いました
しかし、その時の私は無我夢中だったこともあり、明確な回答を持ち合わせていませんでした
その代わりとして、今までの私の“活動”を嘘偽り誇張無く語りました
勿論、タカシくんや須藤くんたちの名前は伏せる形で私の話を聞いた女性は、今度は自分の身の上も話してくれました
彼女の名は山崎晴香
体育大学に通う大学生さんでしたが、今年は4年生で教員志望だったこともあり、彼ら(加害少年)の通う学校へ教育実習で来たそうですその学校は私が住む地域にあるので名前を知ってるだけでしたが、まさかそこの生徒さんがあんなこと(レイプ事件)を起こするなんて信じられませんでした
今回逮捕された少年たちは、晴香さんが担当のクラスの生徒さんではありませんでした
彼女を遠巻きに見ていた生徒さんの一人だったということです
直接の面識はありませんでしたが、彼らの中に学校指定の制服を着ていた者もいたことから、学校の生徒だと分かったらしいです
男子校という日頃は男ばかりの閉鎖された空間
その中に女一人が放り込まれたらどうなるか?
それは私でも想像がつきます
日頃の抑圧された鬱憤が、山崎晴香という“女”が入ったことでトリガーとなり、今回の犯行の原因になったと自分を責めていました
私にはかける言葉が見つかりませんでしたその後、処置(膣内洗浄)を済ませた後、私も調書(取調)を受けることになりました
私の調書を担当するのは勿論女性(警察官)でした
その婦警は最初に、警察官が現場に駆けつけるまでに1時間近くもかかったことを謝罪しました
そして、私の膣内から採取した精液から9種類(9人)ものDNAサンプルが採取されたそうです
2種類は犯人のモノ
後、1種類は逃走中の犯人(加害少年の一人)のモノで間違いはないのですが、残り6種類は事件前に中出しされた6人の子たちのモノです
このままではあの子たちに疑いの目が向いてしまうかもしれません
ですが、まさかあの子たちの名前を言うわけにはいきませんそうこうしている内に、私の身元引気受け人としてタカシくんが来てくれました
そして、私の息子と偽って私の身柄を引き受けてくれました
まだ真夜中だったことが幸いし、家の人には気づかれずに済みました
私が家に帰ってくる頃は息子はまだ寝ていましたそして放課後、タカシくんが再び訪ねてきてくれて、その時事件の詳細を話しました
お友達が疑われていることも・・・
そして、彼女(山崎晴香)のことも気になります
タカシくんは、「僕にいい考えがある」と、私にある提案を提示してきました
タカシくんは今度は私にナニをさせようというんでしょうか?