けっこう仮面14 教師の皮を被った性犯罪者
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今回、「トルコ(風呂)」なるものが登場しますが、予め申し上げときますが、
「私はトルコ(共和国;Republic of Türkiye)という国が大好きです!」
但し、大統領のエルドアン(Recep Tayyip Erdoğan)は大嫌いですが・・・
今回の時代設定が、「まぼろしパンティ」の連載が終了した1982(昭和57)年から4年後の1986(昭和61)年頃を想定しています
1986年の前年の1985(昭和60)年というのは、「風営法」、正式には「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」という法律が改正された年になります
風営法とは、「風俗営業を行う業種の商業活動を制限及び取り締まるための法律」であり、改正とは取り締まりの強化を意味します
きっかけとなったのは更にその前年の1984(昭和59)年の8月10日、トルコ共和国からの留学経験のあるトルコ人青年″ヌスレット・サンジャクリ”氏が再来日した際、参議院議員会館において、
「国名(トルコ)をいかがわしい商売の名に使われるのは極めて不名誉!」
と、集まった国会議員に対して演説し、訴えたことに始まります
この時、この演説会実現に尽力したのが現東京都知事で、当時一介のジャーナリストに過ぎなかった小池百合子でした
この日以降、「トルコ改名問題」として国民に知れ渡り、夕方の報道番組でもトルコ風呂やノーパン喫茶内部までカメラが入る取材がテレビに映るなど、報道は過激の一途をたどり、風俗産業は国民の注目の的となったのです
注目を集めることは決して良いことばかりではありません
面白半分な国民を余所に、国会議員とマスゴミは、「国際問題になる!」と喚き、トルコ業界は非難の矢面に立たされました
ここから、「トルコ狂騒曲」が始まりました
この4日後の8月14日には、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(新風営法)」を公布
翌年の1980(昭和60)年2月13日には施行が決定するなど、腸異例のフットワークの軽さを見せた
外圧に弱い、いつもの日本の成せる業の典型例と言っていい
国の動きを伺うようにトルコ業界も動いた。東京都トルコ風呂業界団体が新名称を公募。1984(昭和59)年12月19日、「ソープランド」に決定。以後、全国のトルコ風呂がこれに呼応。施行に向けて看板の架け替え工事、名刺・マッチの作り替えなどで被った損害(経費)は全国約1700店舗合わせて10億円以上に上った
ですが、トルコ、後のソープランドにとってこの災難は今に至る絶滅の序曲にしか過ぎなかったのです