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【消えゆく昭和の遺産】エロ本の女~絶滅したはずのエロ本自販機で売られているエロ本の製作現場に潜入してみた

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タイトルでは、「絶滅したはずの~」となっていますが正確には、「エロ本自販機はまだ絶滅していません」
でもいずれはそうなるかと(詳しくは後述)

今回は、
https://ecchi.iwara.tv/videos/gby1atokaqsolgvkm
の話の元となったエロ本自販機を中心としたお話になります

1,エロ本自販機とは?
正式には、「成人向け雑誌の自動販売機」というらしい
“成人向け”とは言うものの、その置かれた“環境(無人・非対面販売)”から購買層の中には、「とても成人とは見えないような人」も多くいた(はず)
そして、その自販機で売られていたエロ本(成人向け雑誌)は正式には、「自販機本」と言うらしい(あまり耳にしないが・・・

2,エロ本自販機の登場
エロ本自販機が現れた時期については定かではないが、調べてみると1970年代中頃というのは共通していた
前述にもあるが、
エロ本自販機の特殊性
1)無人
2)非対面販売
3)24時間営業

エロ本を店頭で買うことに抵抗を感じる男は老若問わずいる
特に、性への興味が半端ないにも関わらず、「18歳未満」への販売が禁止されている中高生にとっては聖地(性地?)
但し、内容は微妙なものが多かったが・・・
それはさておき、今のようにネットで気軽にエロが見れる時代ではなかった
とはいえ、テレビでは、某水泳大会では普通に“ポロリ”があったし、ドリフや志村(けん)の番組でも平気で“乳出し”あったし、テレ東になる前の東京12チャンネルで放送されてた夜9時(21:00)以降のドラマなんかでも平気でおっぱい見せてたし
但し、ビデオは普及していなかった
そんな時代だった

3、エロ本自販機の隆盛
そんなエロ本自販機が全盛を謳歌したのは1980年代
エロ本自販機はエロ本の出版元が本の製造だけでなく、製造と販売(営業)も手がけていた
自販機本の製造コストは約35万円前後
それを1冊当たり300~600円前後で販売
自販機の製造コストは1台70~130万円くらいと言われている
それが最盛期の1980(昭和55)年には全国で2万台以上が稼働し、エロ本自販機市場は月冊450万冊以上の500億円産業へと発展した

4、エロ本自販機の盛衰
しかし、「栄枯盛衰」「おごれるものは久しからず」
販売網を拡大していったエロ本自販機だったが、エロ本自販機の置き場所は本屋の前や繁華街にとどまらず、街中、特に住宅街、更には小学校の通学路にまで設置されるなど、「暴虐」の限りを尽くしていた
当時は光で夜だけ見える特殊フィルムなんて貼っておらず、堂々とエロ本の表紙(裸の女)が丸見え状態
それに興味本位で群がる小学生
人目が無くなれば買いに来る中高生(中には小学生も)
そんな状況に住民とPTAが黙っているはずもなく、警察の協力の元、一大掃討作戦が展開されたのは想像に容易である

隆盛を極めた感のあるエロ本自販機だったが、警察の執拗な介入により、前述の特殊フィルムを貼ったり、郊外に逃げ延びるなどの自衛を図ったが、昨今のネットの普及や出版業者の摘発・高齢化もあり、2022年現在では絶滅も時間の問題となった

5,自販機本の特徴
エロ本自販機で売られているエロ本は、普通に書店で売られているエロ本も飾られてあるが、多くは自販機本の製造元が作ったものであり、市場(本屋)には出回らないものであり原則、
「自販機本はエロ本自販機でしか買うことができない」
但し、ごく一部稀に古本屋等で見た記憶はあるが・・・

そして、自販機本製造業者が立ち上げた出版社がエロ本を作っているということである
モデルも一般書籍には登場しないような女性たちばかり
所謂素人だ
そこも自販機本が“ウケた”理由の一つらしい
これは、裏ビデオやビニ本(ビニール本)も同じ
そういった背景を参考に今回の話の設定を考えてみた

6、2022年が昭和97年の町
ここは某県にあるとされる英知町
ここは令和の時代になっても、昭和の文化や風俗が今なお根強く生き続けていた
そのひとつが現在では全国的に絶滅寸前まで追い込まれているエロ本自販機である
この町ではエロ本自販機が堂々と置かれ、自販機本(エロ本自販機専用に売られているエロ本)を製造する業者も健在しており、町に住む女性たちが小遣い稼ぎで本のモデルをしていた
更に、この町で作られたエロ本やDVDを求めて隣の町だけでなく他県からも購入者が訪れるなど、町の一大産業となっていた

そして今回は、夏休みで学童のいなくなった〇学校をスタジオ代わりにした撮影が行われた
エロ本の撮影と同時に裏ビデオの撮影も行われた
まさに町ぐるみの地場産業である